【投資マインド】損得より「期待値」で考える|薬剤師が大切にしている投資の思考法

Investment Mindset

「あの銘柄、買っておけばよかった」「損切りしたら翌日に上がった」——投資でこんな後悔をしていませんか?実は、結果に一喜一憂することが、投資で負けるいちばんの原因です。

この記事で伝えたいこと

投資で大切なのは「勝ち負け」ではなく「期待値」という考え方

薬剤師として培ったエビデンス思考が投資にそのまま使える

期待値思考を身につけると、相場の乱高下に動じなくなる

「あの株、上がった!」に惑わされていませんか?

投資を始めたころ、こんな経験をしたことはありませんか。

「友人に勧められた銘柄を買ったら3日で20%上がった。
でも同じように次も動いたら、大きく損をした——」

最初の成功は何だったのか。運よく結果が良かっただけで、判断が正しかったわけではない。

これが、私が投資で最も大切にしている考え方の出発点です。

薬剤師が「期待値」を重視する理由

私は薬剤師として、日々の業務でEBM(Evidence-Based Medicine:根拠に基づく医療)という考え方を使っています。患者さんに薬を勧めるとき、「効きそう」という感覚だけでは判断しません。

💊 医療での判断

  • 有効率は何%か
  • 副作用リスクの程度
  • 他の選択肢とのメリット比較

📈 投資での判断

  • 長期リターンの根拠は何か
  • 下落リスクの許容範囲
  • 他の選択肢との比較

投資を学ぶうちに、医療とまったく同じ思考が使えると気づきました。感情ではなく根拠で動く。それが投資においても最も大切なことだと、今は確信しています。

「期待値」とは何か

期待値とは、ある行動をとったとき平均的にどのくらいの結果が得られるかを示す数値です。わかりやすい例で考えてみます。

📊 期待値の計算例

表が出たら

+20,000円

裏が出たら

−10,000円

期待値 = 20,000×50% − 10,000×50%

= +5,000円

1回の結果は運次第ですが、このゲームを繰り返せば長期的には必ず利益になります。

逆に、期待値がマイナスのゲームを続ければいつか必ず負けます。カジノが典型例です。一時的に勝つことがあっても、長期では必ずカジノ側が勝つように設計されています。

「なんとなく上がりそう」→ 期待値の根拠がない

「過去20年のデータでは年利7%程度のリターンがある」→ 期待値に基づいた判断

期待値思考が投資判断をブレなくさせる

期待値で考えられるようになると、一時的な損失に動揺しにくくなります。

たとえばNISAでインデックス投資を続けているとき、相場が急落して含み損が出ることがあります。「やめた方がいいか」と不安になる気持ちはよくわかります。でも、考えてみてください。

急落したからといって、長期的な期待値の根拠は変わったでしょうか?
世界経済が長期的に成長するという前提が崩れたわけではありません。

根拠が変わっていなければ、判断を変える必要はない。感情に流されず、根拠を持って淡々と続けること。これが期待値思考の最大のメリットです。

ただし、期待値だけで全てを判断しない

一点だけ重要な注意があります。期待値がプラスでも、リスクの大きさが自分に合っていなければ意味がありません。

薬で言えば、有効率が高くても副作用が強すぎる薬は使えません。患者さんの状態に合った処方が大切なのと同じです。

私の基本スタンス

期待値 × 自分のリスク許容度

この掛け合わせで考えることが、長く投資を続ける秘訣

まとめ

01

投資の成否を「今回勝ったか負けたか」だけで判断しない

02

期待値がプラスの行動を、根拠を持って淡々と続けることが重要

03

期待値と自分のリスク許容度をセットで考える

結果に一喜一憂せず、根拠のある判断を積み重ねる。
それがSUMAIROの投資スタイルです。

よくある質問

Q. 期待値思考って難しくないですか?

考え方自体はシンプルです。「この行動を続けたら、長期的にプラスになるか?」と自分に問うだけ。最初は難しく感じても、習慣になれば自然と身につきます。インデックス投資を続けることも、まさに期待値思考の実践です。

Q. インデックス投資は期待値がプラスといえますか?

過去のデータを根拠にすれば、長期的にはプラスといえます。世界経済は長期的に成長してきた実績があり、S&P500やオルカンはその恩恵を受けられる仕組みです。ただし、過去の実績が将来を保証するわけではない点には注意が必要です。

Q. 期待値がプラスでも損することはありますか?

あります。期待値はあくまで「長期的な平均」です。短期では損失が出ることも十分あります。だからこそリスク許容度を正しく把握し、損失が出ても動じない仕組みを作ることが大切です。

※本記事は投資の考え方についての情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。

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