「円安になったら何か対策した方がいいですか?」「円高が進んでるけど投資はどうすればいい?」
為替の動きが大きいと、投資をしている人は不安になりやすいです。でも正しい考え方を持っていれば、為替の変動はそれほど怖くありません。
この記事では、薬剤師として働きながら投資を続けてきた経験から、円安・円高のときに実際にどう動いたか、何を考えたかをリアルにお伝えします。
円安・円高は投資にどう影響するか
まず基本的な話をします。インデックス投資(特に全世界株式や米国株式)を積み立てている場合、為替の動きは運用結果に直接影響します。
円安のとき、海外資産の円換算の評価額が上がります。「含み益が増えて見える」状態です。逆に円高になると、海外資産の評価額が下がります。実際の株価が変わっていなくても、為替だけで評価損益が大きく動くことがあります。
たとえば1ドル150円のときに買った米国株が、1ドル130円になると円換算の価値が約13%下がります。株価が変わらなくても、円高が進むだけでマイナスに見えることがあるわけです。
始めた頃の正直な失敗(実体験)
投資を始めた頃は、「下がったら売る」という行動を取ることが多かったです。
旧積立NISAのときは積立額も小さく、特定口座でニッセイ外国株式の投資信託を買っていました。海外旅行などまとまったお金が欲しいとき、売って使うということをしていました。
今振り返ると、これは典型的な失敗パターンです。売ったタイミングがたまたま安値だったこともあり、その後の上昇を逃したことが何度かありました。「NISA枠の非課税メリットを活かして長期保有する」という当初の目的がぶれていたと思います。
積立を止めたことは一度もない
投資を続けてきて、積立を止めたことは一度もありません。円安でも円高でも、相場が荒れているときも、ずっと同じ額を積み立て続けてきました。
ただし、「何も考えない」わけではありません。少し矛盾するように聞こえるかもしれませんが、今は円高の局面、また米国株のPERなどでの割高感から、日本株と米国株の比率を調整しています。トータルで見ると、今は日本とアメリカの株の比率はほぼ同じくらいになっています。
積立を辞めることはしませんが、投資信託の商品の検討はします。「この商品が今の自分の状況に合っているか」を定期的に見直すことは、長期投資でも大切なことだと思っています。
コロナ禍の円高で含み損になったとき(実体験)
コロナ禍のとき、円高と株価下落が重なり、含み損になったのには驚きました。
株価も大きく下がり、さらに円高が重なったことで、円換算の評価額はかなりのマイナスになりました。「売ろう」とは思いませんでしたが、「買い増ししよう」とも思えなかった。手が止まってしまったのが正直なところです。
今振り返ると、あの時こそ買い増しのチャンスでした。当時はその判断ができなかった。今はそういう場面でポジションを増やせるような立ち回りをしたいと思っています。含み損で「終わり」ではなく、「安く買えるタイミング」として見られるようになると、投資の質が変わります。
円安・円高のとき、実際にやること・やらないこと
✅ やること
- 毎月の積立を続ける
- ポートフォリオの比率を定期的に確認する
- 大きく下がった局面を買い増しのチャンスと考える
- 長期目線で「今は通過点」と割り切る
❌ やらないこと
- 感情で積立を止める
- 短期的な為替の動きで売買を繰り返す
- 「損を確定させたくない」で塩漬けにする
- 為替だけを見て商品をむやみに変える
投資を始めた頃の自分へ
この記事が役に立ったらシェアしてください